なかなか寝てくれない赤ちゃんの寝かしつけ、大変ですよね。
抱っこひもで寝かしつけをしたいけど「抱き癖がつく」「だっこひもでの寝かしつけはよくない」などの言葉を目にして、悩んでしまっていませんか。
「抱き癖が付く」に根拠はなく、心配する必要はありません。
育児は毎日のことなので、抱っこひもを使ってママパパも負担を軽くすることはとても大事。
赤ちゃんのために…と、つい無理しすぎてしまう人も多いはず。
この記事では、「抱っこひもを使って寝かしつけてもいいの?」「抱っこひもを使った寝かしつけのメリットデメリットは?」などの疑問に答えます。
この記事を最後まで読んで、毎日の寝かしつけが少しでも楽になるヒントが見つかりますように。
抱っこひもで寝かしつけしてもいいの?
無理に抱っこ寝をやめさせる必要はありません。
眠くてぐずぐず泣いている赤ちゃん。抱っこすると密着して安心するのか、眠りにつきやすくなる子も多いですよね。
ただし、寝かしつけに何分もかかっていると、抱っこしているママパパの負担が大きくなります。
そのため、抱っこひもを使う寝かしつけは、毎日の育児の負担を軽くするための1つの方法。
ママパパのストレスを減らし、便利なものをうまく取り入れていくことは大事なことです。
抱っこひもで寝かしつけのメリット
育児は毎日のことです。抱っこひもを使うメリットは見逃せません。
抱っこひもで寝かしつけの2つのメリット
- 抱っこしているママパパの身体の負担が軽くなる
- 寝かしつけをしながら、家事などほかのことができる
メリット1:抱っこしているママパパの身体の負担軽減
抱っこひもで寝かしつけをすると、ママパパの身体の負担が軽くなります。
新生児の赤ちゃんは約3kg前後ですが、何分間も抱っこしていると腕も肩もバキバキになりますよね。
育児のよくあるお悩みの腱鞘炎、腰痛、肩こりに悩まされている人も多いのではないでしょうか。
抱っこひもを使うと赤ちゃんの体重が分散されてラクになるため、ちょっと身体がしんどいかもと思うときは無理せず抱っこひもを使うとよいでしょう。
メリット2:寝かしつけをしながら、家事などほかのことができる
抱っこひもを使って寝かしつけをすると、両手があくため、寝かしつけをしつつ家事などほかのことができます。
家の中では、家事や自分の時間などやりたいことがたくさんあると思いますので、抱っこひもは上手に取り入れたいところです。
赤ちゃんが成長して大きくなると、おんぶで寝かしつけも1つの方法です。
おんぶだとママパパの抱っこしている側の前面があくので、より動きやすくなります。
関連記事:おんぶ紐はいつから?抱っこひもで簡単おんぶの仕方をマスターして育児をラクに。
抱っこひもで寝かしつけのデメリット
抱っこひもで寝かしつけをするメリットはありますが、デメリットについても目を向けましょう。
抱っこひもで寝かしつけの2つのデメリット
- 毎回抱っこひもで寝かしつけをしていると習慣化してしまい抱っこひもがないと寝れなくなる
- 降ろしたときに起きてしまう(通称『背中スイッチ』)に苦労する
デメリット1:「抱っこひも=寝る場所」と習慣化
抱っこひもで寝かしつけをするデメリットは、毎回抱っこひもを使っていると、抱っこひもでしか寝れなくなってしまう可能性があることです。
寝るタイミングは必ず抱っこひもを使っていると「抱っこひも=寝る場所」と習慣化してしまいます。
生後3ヶ月くらいまでは全てのタイミングが抱っこで寝かしつけでも構いませんが、成長過程で少しずつ抱っこせずに寝るタイミングを増やしていきましょう。
まずは、生後4~6ヶ月頃から、「夜の就寝時は抱っこひもを使わない」などルールを決めて抱っこで寝ない習慣を取り入れると、だんだんと布団でも寝れるようになっていきます。
デメリット2:背中スイッチに苦労する
ようやく寝たとおもったのに、布団に寝かしたとたんに目が覚めてしまった。
多くの親を悩ます、通称「背中スイッチ」。
背中に絶対にボタンがあるに違いないと思うほど、また起きてしまった…と悩むママパパは多いですよね。
抱っこひもから布団へ移動するときに、どうしても赤ちゃんの姿勢がかわるため、変化に敏感な赤ちゃんは目が覚めてしまいます。
また、抱っこしている人と布団との温度差も、背中スイッチを誘発してしまうポイントに。
布団との温度差をなくす、ママパパとなるべく密着したまま布団へ移動させるなど、背中スイッチの対策が必要になります。
最良の寝かしつけ『5分間抱っこ歩き』『眠って5~8分後にベッド』
泣いている赤ちゃんを寝かしつける最良の方法は、『5分間抱っこして歩き、眠ってから5~8分後に寝かせる方法』です。
この方法は、理化学研究所が科学的根拠に基づき、2013年に研究されました。
実は、寝かしつけは、昔からいろいろな方法が用いられてきましたが、科学的に検証された研究は多くありませんでした。
この研究では、赤ちゃんが泣いているとき、母親が抱っこして5分間連続で歩くと、泣きやむだけでなく、約半数の赤ちゃんが寝付くことを発見されたのです。
さらに、激しく泣いている赤ちゃんを抱っこして歩いたときは泣きやみ、座ったままの抱っこでは泣きやまないことが分かったのです。
また、眠り始めから座って5~8分間待ってからベッドに置くことで、赤ちゃんが起きにくくなることが分かりました。
ポイントは入眠から寝かせるまで5~8分待つこと
つまり、理化学研究所の研究結果によると、この方法での寝かしつけは短くとも10分~13分かかることになります。
「寝かしつけに10分もかかるのはキツイ」「長すぎる」と感じる人もいるかもしれません。
夜中に起きてしまった場合など、5分抱っこ歩きができない場合もありますよね。
その場合は、背中スイッチが発動しにくくなる5~8分を待ってから赤ちゃんを布団に寝かせるようにしましょう。
抱っこで寝かしつけるならヒップシートキャリアが便利
ミアミリーのヒップシートキャリアなら、抱っこひもとしても、ヒップシートとしても利用できるので、寝かしつけにも使えます。
赤ちゃんが眠たいのに寝れなくてぐずぐずしているときや、なかなか寝付けないときは、密着度の高い対面抱きがおすすめです。
腰ベルトとショルダーベルトが赤ちゃんの体重を分散させるので、寝かしつけに時間がかかっても抱っこがラクに。
赤ちゃんが眠たそうにしているときは、ヒップシートの単体使いが便利です。
ヒップシートは横抱きのサポートとして使用できます。
赤ちゃんのお尻をのせているだけなので、眠ったあとに布団へ寝かせる時も、そっとおろすことができます。
新生児期から使える横抱きサポートが寝かしつけをラクにする
ミアミリーのヒップシートは、新生児期から横抱きサポートとして使用できます。
横抱きサポートは、生後すぐ~生後1カ月の抱っこじゃないと寝ない時期にも活躍します。
寝かしつけだけじゃなく、授乳のときに授乳クッションの代わりとして使うこともできます。
関連記事:ヒップシートはへたらない授乳クッション!外出先でも使えて便利
ヒップシート付抱っこひも(ヒップシートキャリア)は、ショルダー部分で分離が可能。
ヒップシート単体で使ったり、抱っこひもとして使ったり、赤ちゃんの成長やシチュエーションに合わせて使い方が広がります。
新生児期から抱っこ卒業まで長く使うことができます。
育児は毎日のことだから、ヒップシートキャリアや抱っこひもを上手に取り入れて、ママパパの負担を少しでも軽くしていきましょう。