「おんぶはいつからできるのだろう」「おんぶしてみたいけど、ちょっと怖いな」と思っていませんか。
おんぶができるようになると、育児や家事の負担がラクになります。
なぜなら、抱っこよりおんぶは楽に動けるからです。
おんぶをすると、体の前が空き、抱っこしていては見えない足先まで目線をさえぎることはありません。
さらに両手が自由に使えるので、ママパパの行動が制限されにくい特徴があり、家事や育児に役立ちます。
この記事では、おんぶはいつからできるのか、どんなシーンでおんぶが活躍するのか、おんぶのメリットデメリットについて、詳しく解説します。
おんぶできるようになると、家事や育児で便利に感じられるので、まだおんぶしたことない方はぜひ最後まで読んでおんぶをマスターしてください。
おんぶはいつからできる?
おんぶは、首が完全にすわってからできるタイプと、腰が据わってからおんぶできるタイプがあります。
なぜなら、おんぶ紐、抱っこひもの種類によっておんぶできる時期が違うからです。
一般的に、おんぶ紐やベビーラップなど布製抱っこひものおんぶは首すわり後からおんぶできるものが多くあります。
一方で、抱っこひもやヒップシートキャリアなどは、腰すわり後からおんぶできるものが多いです。
首がすわる時期の目安は生後4~5ヶ月頃、腰が据わる時期の目安は8~9ヶ月頃と言われています。
いつからおんぶができるかは、必ず使用するメーカーの取扱説明書を確認しましょう。
赤ちゃんの成長は個人差があるので、首すわりや腰すわりを自分で確認することに不安があれば、かかりつけ医に相談すると安心です。
おんぶするときの赤ちゃんの姿勢をチェック
おんぶするときは、適切な姿勢で大人の身体に密着させることが必要です。
どのメーカーのおんぶ紐、抱っこひもに共通する快適なおんぶの姿勢になります。
以下の4つを守ることで、赤ちゃんにとっても快適なおんぶの姿勢となり、おんぶするママパパも体も快適になります。
抱っこするときも同じなので、ぜひ覚えておいてくださいね。
赤ちゃんにとって快適な姿勢
- 首がすわるまでしっかりと赤ちゃんの頭部を安定させる
- 高い位置でおんぶする
- 赤ちゃんの背中を緩やかなCカーブに保つ
- 赤ちゃんの脚はM字の姿勢
おんぶのメリットデメリット
「古い育児法で、今もおんぶしている人っているのかな?」「おんぶって見かけることがないけど?」
街では抱っこしている人が圧倒的に多いので、おんぶする機会っていつあるのだろうと思うプレママパパもいますよね。
子育て中は、おんぶが便利で助かった!と思うシーンがたくさんあります。
おんぶのメリット・デメリットについて紹介します。
おんぶのメリット
おんぶには、以下の4つのメリットがあります。
おんぶの4つのメリット
- 対面抱っこより密着度が高い
- 体の負担が軽減される
- 動きやすい
- 赤ちゃんの視野が広がる
1.対面抱っこより密着度が高い
実は、おんぶは抱っこより体の密着度が高い姿勢になります。
なぜなら、赤ちゃんがママパパの背中にもたれる形になるから。
赤ちゃんの背中も自然に緩やかなCカーブを保つため、赤ちゃんも快適な姿勢でいられます。
2.体の負担が軽減されやすい
荷物は前で抱えるより、リュックで背負う方がラクに感じますよね。
同じように、だっこよりも赤ちゃんを背負うおんぶの方がラクに感じます。
また、重心が前になる「抱っこ」ばかりになると、骨盤が前傾しやすく、姿勢が崩れがちです。
おんぶを取り入れることで、重心が後ろになり、背筋が伸びてラクに感じやすくなります。
3.動きやすくて、家事や育児がはかどる
おんぶは体の前が空くため、抱っこよりもスムーズに動けます。
抱っこでも抱っこひもを使えば両手はあきますが、前に赤ちゃんがいるため、なにか作業する時にはちょっと不向き。
一方、おんぶは動きやすいため、料理や掃除、洗濯など家事がはかどります。
さらに、家事などしながら動いているママパパの振動に、おんぶされている赤ちゃんは心地よくなって寝てしまうこともよくあります。
家事と寝かしつけが一気にできると、ママパパが一息入れる時間が確保できますね。
4.赤ちゃんの視界が広がる
おんぶは、ママパパの肩越しに周りを見渡せます。
ママパパのぬくもりを感じながら、同じ目線でいつもとは違う世界が見えるため、脳へ刺激を与えられます。
ママパパと同じ視点で疑似体験して、知的好奇心を育むことに繋がるのです。
一般的に、低い位置でおんぶをしている人を多く見かけるので、ぜひ、高い位置でおんぶするように心がけてください。
おんぶのデメリット
おんぶのデメリットを確認しましょう。
おんぶのデメリット
- 赤ちゃんの表情や姿勢が見えない
- 赤ちゃんがいる距離感がつかみにくい
- 装着に慣れが必要
1.赤ちゃんの表情や視線が見えない
おんぶは、大人の背中に赤ちゃんがいるため、赤ちゃんの表情や姿勢など様子が見えません。
そのため、赤ちゃんの様子に問題ないか、装着は正しく出来ているか、おんぶしている最中もこまめに確認にしましょう。
装着するときは、鏡の前で確認しながら行うとより安心です。
低い位置でのおんぶは、赤ちゃんの姿勢が崩れやすくなり、最悪の場合は落下してしまう危険もありますので、正しい位置でおんぶしましょう。
2.赤ちゃんがいる距離感がつかみにくい
おんぶしているときは、背中側の赤ちゃんがいる距離感がつかみにくいため、注意が必要です。
なぜなら、不意に振り返ったり、狭い通路を通ったりするときに、赤ちゃんを柱や壁にぶつけてしまいやすくなるためです。
赤ちゃんが背中にいて見えていない分、自分一人だけの感覚で行動してしまいがちなので気を付けましょう。
また、駅構内など人通りが多い場所では、相手からも赤ちゃんが良く見えておらずに、周りの人と赤ちゃんが接触してしまう可能性もあります。
おんぶしているときは、慎重を重ねて行動しましょう。
3.装着に慣れが必要
「抱っこひもやおんぶ紐を使うおんぶは難しそう」と思うプレママパパは多いものです。
赤ちゃんが背中側にくるため、様子が見えない中でおんぶするのは不安ですよね。
初めて抱っこひもを使って抱っこするときもドキドキしたと思います。
同様に、おんぶも慣れが必要です。
慣れてしまえば、おんぶも簡単にできます。
製品の取扱説明書をよく読むことで、正しく装着することで安全に使用できますので、必ず確認しましょう。
おんぶに限らずですが、装着する時は布団やソファなど地面が柔らかい場所で、必ず低い姿勢で行ってください。
慣れるまではパートナーなど誰かに補助してもらいながら装着すると安心です。
おんぶの仕方
抱っこひもを使ったおんぶの仕方は製品によって異なりますので、必ず取扱説明書を確認しましょう。
ここでは、ミアミリーのおんぶの仕方を紹介します。
今回紹介する方法は、対面抱きからおんぶへ転換するため、簡単におんぶできます。
1つ1つのステップをゆっくり確認しながら行うと、おんぶはできるようになりますので、ぜひ練習してみてください。
おんぶが活躍するシーンはこれ!
慣れるまでちょっと怖いと思う人が多い「おんぶ」ですが、おんぶはいろいろなシーンで大活躍します。
こんなときはおんぶがおすすめ!
- 家事
- 寝かしつけ
- 二人目育児
- フードコート
家事に便利
抱っこが大好きな赤ちゃんだと、1日中抱っこしていて家事が全然できなかったという日はありませんか。
家の中でおんぶを取り入れると、家事がスムーズに行えます。
抱っこだと、ふとしたときに、手を伸ばしてくる可能性があるので、火を使ったり包丁を使ったりする料理は絶対厳禁。
おんぶの場合も同じく注意は必要ですが、赤ちゃんの手が届かない位置で作業ができるので、料理もできます。
洗濯ものを干したり、たたんだり、掃除機をかけたりと、普段の家事がラクにできます。
寝かしつけ
寝かしつけは、子供の横に添い寝してトントンしてあげるという人は多いですよね。
でも、隣で横になっていたら寝るつもりはなかったのに、自分も一緒に寝てしまったということはありませんか。
ママパパも寝られる時に睡眠時間を確保することは大事ですが、「寝てしまってやりたかったことができなかった」という状態が続くと、つらく感じてきますよね。
日中のお昼寝や夜の根気比べのような寝かしつけは、おんぶがおすすめです。
おんぶしながら、家事や散歩などやりたいことに時間を使いましょう。
いつの間にか眠ってくれることが多いため、寝かしつけに疲弊することが減ります。
眠たくてぐずぐずしていて、おんぶしてすぐは泣いてしまっても、ゆらゆら動いていたら安心して眠ってくれることが多いです。
二人目育児
子供の年の差にもよりますが、二人目の育児はおんぶが活躍します。
1人目のときと違って、産後ずっと家の中にいるわけにはいきません。
近所へ散歩、公園遊び、幼稚園や保育園の送迎、上の子のお世話は欠かせません。
ベビーカーの出番も多くなりますが、おんぶができるようになると楽になります。
さらに、年の近い子供の場合、どちらからもだっこやおんぶしてほしいとママを取り合いになることも…。
実体験ですが、1人は抱っこひもを使っておんぶ、もう1人は手で抱えてだっこ、身体の限界をつつ乗り切ることもありました。
下の子が生まれて、上の子がさみしい思いをしていないか心配。
そんなときも、下の子をおんぶしながら、上の子と遊ぶことができます。
おんぶすることで、上の子も下の子も一緒にふれあうことができます。
フードコート
子供とおでかけするときに、フードコートを利用するファミリーは多いですよね。
何人かで利用する時は、赤ちゃんの見守りをお願いできますが、ママやパパが一人で利用する時にはそうはいきません。
ベビーカーに寝かしたまま席に置いておくことは絶対できません。
ベビーカーのまま料理を注文しに行ったのはいいけれど、出された料理をテーブルまでもっていけなくて困ってしまったことがありました。
抱っこの場合は料理を運ぶときに赤ちゃんが手を伸ばしてしまう危険がありますが、おんぶだと安心です。
おんぶしているとアツアツの料理でも運べて、赤ちゃんの手が届かない位置で食べられるので、今食べたいと思うものをためらわずに注文ができます。
おんぶ紐?抱っこひも?どんなアイテムを選ぶといいの?
おんぶは育児中に大活躍するため、おんぶできる月齢になったら日々の生活に取り入れると家事や育児がラクになります。
おんぶ紐の種類は、おんぶ専用の昔ながらのおんぶ紐や抱っこもおんぶもできる抱っこひもがあります。
昔ながらのおんぶ紐の場合は、かさばりにくく、おんぶに特化しているぶんおんぶしやすいメリットがありますが、使う機会が少なかったという人がいることも。
抱っこもおんぶもできる抱っこひもの場合は、使うシーンに合わせて使い分けができるので、その結果、使用頻度が多くなります。
おんぶも抱っこもできて、ヒップシートにもなるミアミリー
ミアミリー「ヒップスタープラス日本モデル」は、従来からある腰ベルト型の抱っこひもに赤ちゃんが座れる台座が付いた、ヒップシートキャリア(ヒップシート付抱っこひも)です。
ショルダーを付ければ抱っこひもとして、ショルダーを外せばヒップシート単体として、1つで2役使えます。
ヒップシートは、赤ちゃんを座らせた状態で抱っこするため安定感が増し、ママパパの肩や腰への負担も軽減されるため、抱っこがラクになると評判です。
新生児期は、ヒップシートとして横抱きのサポートや寝かしつけに使い、首がすわってからは抱っこひもとして対面抱きが可能です。
腰が据わってからはおんぶができて、さらに、歩くとおんぶを繰り返す時には、またヒップシートの単体使いが大活躍します。
ミアミリーのヒップシートキャリアは、成長の度合いや使うシーンに合わせて使い分けができるから、新生児期から抱っこ卒業まで長く使えます。
まとめ
おんぶは体の前が空くため、抱っこよりもスムーズに動けます。
おんぶができる月齢は使用する製品によって異なり、首すわり後の4~5か月頃か、腰すわり後の8~9ヶ月頃から使用できるものが多いです。
おんぶは、抱っこよりも動きやすいため、家事のときに便利です。
また、密着度が高くママパパのぬくもりが伝わるため、安心してぐっすり眠ってくれることも。
2人目育児やフードコートなどのお出かけにもおんぶができると「助かった!」という機会が増えます。
おんぶは、おんぶ紐や抱っこひも、ヒップシートキャリアなどを種類はさまざまです。
おんぶ紐にももちろんメリットはありますが、いろいろな抱き方ができるものを選ぶと成長やシーンに合わせて長く使えます。
おんぶをやってみようと思ったら、まずはお人形で練習してみると安心ですね。
慣れればおんぶは怖くない。きっと育児の救世主になってくれますよ。