『ミアミリー』は、深刻な育児腰痛に悩むスイスのママが開発したヒップシート型の抱っこひもです。
はげしい痛みで我が子を満足に抱っこできなくなった彼女は、身体への負担が少ない抱っこひもを探し求めましたが、良い抱っこひもに出会うことはできませんでした。 「無いなら作ろう!」彼女は自分専用の新しい抱っこひもを作ることを決意。試行錯誤を重ね、彼女とその子のためだけの抱っこひもは完成しました。
新しい抱っこひもは、同じ悩みをもつママ達から注目と共感を集めます。そして、多くの人たちからの要望を受け、抱っこひもブランド『ミアミリー』は誕生しました。後に彼女は、自分の抱っこひもで我が子を抱いた日のことを「家族の絆を取り戻した瞬間だった」と語っています。
「ひとりでも多くの人に、もっと抱っこを楽しんでほしい。子育てをサポートしたい。」 そんな彼女の想いは、海を越えて日本にも届きました。
私はこれまで、3児の父として積極的に育児を楽しんできました。子どもの成長を感じられる日々はとても幸せでしたが、育児腰痛に悩まされたことで一転。日ごと増すわが子の重みを素直に喜べないほど、体の痛みに追い詰められてしまいました。
状況を改善したいとさまざまな抱っこひもを試す中、輸入商社として培ったアンテナを活かして出会ったのが『ミアミリー』です。優れた機能と美しいデザインの両立に衝撃を受け、「世の中の抱っこをもっとラクに、楽しくしたい」とベビー業界への参入を決意しました。
日本向けの市場調査で、「ミアミリー」は早々に満足度98%という高い評価を得ます。また、それと同時に日本と世界の違い(ギャップ)を感じる事も数多くありました。 そこで、日本のママ・パパの声に耳を傾け改善を繰り返すことで、もっと日本に合った抱っこひもに進化できるのではと考え、日本専用の独自モデルに着手。そうして誕生したのが、日本版「ミアミリー」です。
日本独自モデルの開発では、日本人の体格やニーズ、使い方や価値観などを重視、ウエストベルトやヒップシートの基本構造を見直し、各部の形状や位置、素材や裁縫、安全対策、品質管理に至るまで日本のものづくり精神を注入した製品として開発は進みました。
多くの時間と労力を費やし完成した“日本モデル”はまさに「スイス生まれ、日本育ち」。世界35ヶ国に販売実績を持つ『ミアミリー』製品の中で最高峰とされ、独自の進化をしています。
私たちの願いは、がんばるママ・パパの抱っこを「ラク」にすることです。 抱っこを「ラク」にすることで、身体だけでなく、気持ちも「ラクに楽しく」なってほしい。
多くの場合、製品・サービス自体が主役として位置づけられています。しかし抱っこひもは、あくまでも抱っこをサポートするための「道具」です。主役はママ・パパ・お子さま、そして「抱っこ」そのもの。
いい抱っこひもとは、使った人の抱っこを正しく最適にサポートする抱っこひも。その人に合った抱っこひもが、一番いい抱っこひもなのです。
現在日本で販売されている『ミアミリー』正規品は、開発・生産、管理、マーケティングに至るまで、そのすべてを当社が担っています。
私たちの仕事は、たくさんの製品を売ることではありません。『ミアミリー』を使っていただいた方に、笑顔になってもらうことです。その積み重ねの先に、多くの人々に選ばれるブランドとなることができればとても幸せです。
ミアミリージャパン 株式会社ウインテック 代表取締役